【Practice & Experiments】Thinking and making

素材:絹布、ロウ、テグス 過去の作品を整理。FADの時の大切な作品。これは自分と他者との関わりをテクスチャーにできないかなと考えて制作した。意識と無意識の中間の感触のような素材感。主観的なイメージだが、身体は家のようなもので、窓は他者と関わるときのコミュニケーションの窓口のように思えていた。そんな素材が中心の造形。大きさは、それぞれ手のひらくらいで、半透明で柔らかみのあるテクスチャーのロウを使用した。 私はUALのチェルシーという学校で学んでいたが、その時はEva Hesseが好きで、たくさん影響を受けた。最近改めて、Eva Hesseを見返し、彼女が活躍した時代を見ていてヨゼフ・アルバースに辿り着いた。アルバースの教え子はヘスだけではなく、沢山の有名なアーティストがいる。自分の作品に関しては、『配色の設計』から何かヒントを得られないだろうかと。主観的なアイディアから、もう少し客観的な視点で作品を展開させたい。ドライで明るい作品がいい。Roman Signerの作品は楽しい。そういえば、ロバートラウシェンバーグもデ・クーニングもも未消化なままだったけど、今は海外の美術館のアーカイブにアクセスできるのが幸いだ。

2026年9月26日

【Practice & Experiments】窓とカーテン

カーテンと窓についての本 「カーテン百景」はなかり市で購入したnumariさんの写真集。青森県のカーテンのある風景がおさめられている。ちょっとぶきっちょで、こっけいだったりするけど、生活の匂いみたいなのが布にしみこんでいる感じがなんとも愛おしい。 この本を眺めながら、人と布の関係を考える。カーテン - - - 空間の布。生活に関わる布製品としてカーテンは服や布団よりは遠い、でも、いつもさりげなく存在して心理的な親密さは保ったれているはずだ。内側と外側、見る視点が変われば内的距離も変わり価値も変化する。境界と空間の錯覚、イリュージョン。 「窓から建築を考える」窓についてのエッセイ。私のような窓についての妄想ではなく、専門的な視点で、なるほど、と新しい知識で満ちている。 窓から離れるが、加藤周一の日本の庭、もう一度読みたいな。

【Practice & Experiments】見つからないときは

全ての意味のないこと ものを作ることに意味を見出せない時は、好きな作家の画集を眺める。Carol Boveの作品集は、一人の作家がどのように造形と向き合ってきたかを知れる貴重な一冊だ。さまざまな過程を経てコラージュ彫刻に至り、これからも発展していく。制作に意味がないように思えることもあるけど、考え作ること、技術、素材との関わりなど、まだまだできることがたくさんあるし、ささやかで誠実に造形と向き合い、ちょっとずつ進むだけでいいのではないかと思える。まだまだ読み始めなので、ちょっとずつ進めよう。 空や雲、海や草木などの自然が一番美しいな思うし、ほっとする。今日も空を飛ぶ渡り鳥を見て心が静まる。アート作品も含めた人工物は、やはり自然には及ばないなと思う。最近は美術館に行って作品を見ても、捨てる時の分別はどうするんだろうと考えてしまう。 手で何かを作ったり描いたりすることは楽しいけど、本質は素朴で個人的な活動ではないのかなと思ったりする。